自己破産申立書の内容

自己破産の手続きで最も大切になる作業が、破産申立書の作成作業です。破産申立書一式は、各地方裁判所でもらうことができ、破産申立書、陳述書、家計全体の状況、財産目録、債権者一覧表のことを言います。
破産申立書は裁判所によって形式が違いますので注意しましょう。記載事項はとても多いので、内容に間違いが無いよう丁寧に書いていきましょう。
自己破産申立をする債務者の氏名、住所、生年月日、本籍地、連絡先などの基本事項から、借金の内容、申立人の経済状況についても書く必要があります。そして、家族や債権者についての情報も必要になります。
陳述書とは、自己破産をすることになった経緯や事情を詳しく書くものです。家計全体の状況とは、2か月間を振り返ってみて、家計の収入や支出を細かく書く必要があります。
財産目録とは、不動産についての情報や記載事項を書きます。例として自動車や、定められた購入価格以上の金額のもの、保険や有価証券、現金や預貯金などの情報を記載しなければなりません。
債権者一覧表は、債権関係についての情報を集め記載します。債権者名や債権者の住所、契約内容、借金の残高などの情報が必要です。
自分でこれらの書類を集め、正確にまとめられる場合は良いですが、自己破産の知識があまり無い方は、専門家に任せた方が早いでしょう。債権者とのやり取りや、書類の作成が順調に進むことは難しいからです。トラブルを防ぐためにも、なるべく専門家の力を借り、自分ひとりで解決できると考えない方が得策です。

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